「日本の英語教育のこれから」
現在小学校で実施している「外国語活動」は「正式教科」ではありません。しかし、文部科学省では、次のように考えています。「・・・初等中等教育段階からグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、小学校における英語教育の拡充強化、中・高等 学校における英語教育の高度化など、小・中・高等学校を通じた英語教育全体の抜本的充実を図る。 ・・・」そして、 2020年(平成32年)の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、新たな英語教育が本格展開できるように、本計画に基づき体制 整備等を含め2014年度から逐次改革を推進するようです。
具体的には、小学校(中学年)3,4年生では:活動型の指導で、学級担任を中心に1~2コマ程度を使い、コミュニケーション能力の素地を養うことを目標にした授業をします。また、小学校(高学年)5,6年生では:教科型にして、週3コマ程度を使い、(モジュール授業といって、授業の合間の10分、15分といった時間も使います)初歩的な英語の運用能力を養います。この際には英語指導力を備えた学級担任に加えて専科教員の積極的活用も考えているようです。
大学入試も変わります。センター試験はなくなり、新しい試験が始まります。改革の3つの柱は、次の内容です。
①国立大学の一次試験や私立大学の多く合否判定に使う「センター試験」に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が2020年から始まります。
②各大学が独自に作る試験も一新します。
③高校生向けの学力テストが新設されます。このような変化に向けて、小学校からの指導内容について順次変更が実施されます。
これらの改革の主な目的は、「国際的に活躍できる人材育成」です。
MEでは、創設当時から、「世界で活躍できるリーダーを育てる」と、言い続けています。「国際的に活躍できる人材育成」をです。
私は、ME小学部生の持つこの潜在能力・向上心を、毎回の授業で実感しています。教えれば教えただけ知識を吸収していく姿を目の当たりにしています。それが可能であるのは、彼らが日々、集中力・スピード・表現力を持って英語を聞き、読み、書き、話し、そして復習しているからです。小学生の脳は、「まさに乾いたスポンジです!」。知識を与えれば与えただけ、どんどん吸収していきます。そこには、常識・予測を超えた能力が潜んでいるのです。
小学生のうちから、あるいはその大切さに気づいた時からこの姿勢を維持していけば、言語学習は元より勉学全般に対し「反復する習慣」が身に付き、必ずやその技量は磐石なものとなり、一生使える力として確立されていくでしょう。
それは、早ければ早いほど、効果を生むと思います。それは、スポーツの世界で活躍している選手の例でも現れています。
英語力をつけたい方が、この吸収力・会得欲旺盛な時期にMEの門をたたいてくださることを期待しています。「先んずれば事を制す」という諺があります。英語ではこんな言い方をします。”The foremost dog catches the hare.”(一番賢い犬がウサギを捕まえる)。
入学したみなさんに対しては、責任を持って、これからの社会で活躍できる人材を育てることをお約束申し上げます。
ありがとうございました。
-ME外語学院 代表 七里 栄-
語学をマスターするには、音楽やスポーツを習得するのと同じプロセスを踏まなければなりません。MEでは、何かを教えるたびに講師が一人一人に質問を投げかけ答えてもらう、という授業形態をとっています。この方法によって、個々の生徒さんの授業参加意欲を高め、集中力、瞬発力を磨き、勉学に対する基本的な姿勢を培うことが可能になります。
わかった英文は、訳文を見たら英語で言えて書けるようにするという訓練を徹底し、生徒さん一人一人の知的レベルの向上に努め、外国語の指導を挨拶だけにとどめてしまうとか、単語単位の学習にしてまうようなことはありません。
果たしてME小学生クラス在籍者の英語学習への取り込み方、英語力、また講師の指導方法が確実なものであるかを今回の参観公開授業でぜひともご確認ください。